先を見通した発想ができない。
こうして、万事が後手にまわっていくのではないか。
スケジュール表と同じように、時間を捉える道具として、私たちはカレンダーを毎日のように眺めている。
これも時間軸の進行方向は下へ伸びていくものがほとんどだ。
大半のカレンダーは、まず過ぎゆく先週があり、その下に今週があり、その下方に、訪れ来る来週以降が並んでいる。
やはり過去が上で、未来は下にある。
このように、時間軸が下向きのカレンダーばかりを眺めていると、何だか「落ちる」「堕ちていく」という方向づけをされているような気がしてくる。
くり返しインプットされる情報は、人の行動に大きな影響を与えるという。
潜在意識への働きかけ、サブリミナルだ。
以前、成功哲学セミナーで「運命の正体は習慣である」という話を聞いたことがある。
また、宗教の中には「運命の決定要素は、カルマ、育った環境、本人の努力」と教えるところもある。
カルマとは、業や輪廻のことだが、その本質は心の傾向性だと喝破されている。
私は思う。
少なくとも、1生という時間は選択の連続といえるだろう。
その選択を決するものは判断である。
ところが始末の悪いことに、その判断が重要であればあるほど、選択のときはまったなし、突然やって来る。
地震や交通事故、災害時の判断などがその典型的な カレンダー、暦。
人類の”暦史万がどんな変遷を辿ってきたのかはよく知らない。
私たちは今日まで、毎日のように延々と、1日に何回もカレンダーを見続けてきた。
そのような下へ流れる時間軸のカレンダーによって、私たちの潜在意識は大きな影響を受けていないだろうか。
時間のフォームが、知らず知らずのうちに、私たち人類にマイナス思考というマインドコントロールを仕掛けているとしたら、実に恐ろしいことだ。
私たちは20〇〇年前、イエスから「我は上から来た」と言われた。
仏陀からも「上に極楽あり、下に地獄あり」と諭されている。
このようなことを考えてくると、下へ流れる、落ちるという時間の方向性は、いよいよ没落的、堕落的、地獄的ともいえる不気味な匂いがしてくる。
奇しくも世紀末の話題が巷間に広がりはじめていた1九九〇年前後、私はそうしたことをひとり考えていた。
「ならば、上昇する時間のフォームをつくってみよ」 そのとき、まさに上から天の声がした。
自作した「上昇フォーム」のリフィルを綴じたシステム手帳。
システム手帳の中では、このレノマのシステム手帳がコンパクトで最も長く愛用した。
当時使っていたシステム手帳類。
右下はリフィル作成用に自作した紙製のテンプレート。
コピー機で作成したリフィルを切り取るときに使用する。
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